Special  真綿の世界  真綿の作り方  角真綿

真綿は機械を使わずに手間暇かけて丁寧に作り上げるものなので、作る人の気持ちがそのまま真綿に込められています。

【用意するもの】

正繭又は玉繭1リットル 重曹12グラム(4グラム/1リットルのお湯) 水3リットル(繭量の3倍)鍋又は釜 電気又はガスコンロ 中蓋・重し、布袋(厚地のガーゼ)、すのこ、 盥、箸、 掛け枠(木枠)

材料の繭。

1時間以上水に浸けておきます。

中蓋を載せます。

浮き上がらないように重しを載せます。

沸騰したお湯に重曹を入れます。

袋に入れたまま繭を鍋に入れます。

1時間程ふっくらと煮あげます。

途中で袋の上下を反対にします。

重曹や汚水をよく洗い流します。

煮上がった繭。

水に入れた繭を軽く叩きながら拡げます。

指で破り口を開けます。

蛹や脱皮殻を取り除きます。

水に浸けて左右の手で延ばします。

木枠の上部の切り込みに掛けます。

延ばしながら下部の切り込みに掛けます。

木枠に1枚掛けたところです右の手で延ばします。

同じ作業を繰り返します。

木枠に4枚重ね合わせます。

下から全体をはずします。

折りたたんで絞ります。

風通しのよい所で陰干しをします。

出来上がった角真綿。中判38.5×38.5cm(約5g)